いのうえちずの「崖っぷちだよ、人生は」

こういう引退相撲とか、イベントもののお相撲は、「花相撲」っていうんだそうです。
本場所とは区別するわけですね。
昨日のプログラムは、

ふれ太鼓から始まり、幕下の取組が５番、相撲甚句、十両土俵入、
初切、十両取組、玉ノ井部屋東京港宴会会長の挨拶、花束贈呈、
断髪式、横綱綱締め実演、中入（幕内土俵入、横綱土俵入）、
やぐら太鼓打分、幕内取組、弓取式

というふうに進みました。

お相撲もあるけど、本場所のような緊迫感はなく、ちょっとユルい感じ。
巡業に行くとこんな感じなのかなーと思った。
でも全体的に、ゆっくり楽しめる雰囲気でしたよ。

売店に行ってみると、お弁当の品揃えが全然ちがーう＆ダメダメ。
11時半頃行くと、お弁当が売り切れで
「今作ってますけど、何時にできるかわかりません」だって。
チケットの売れ行きから、ある程度の見込みを立てるべきでしょ。
そいえば、人気力士の名を冠したお弁当はなかった。
結局、編集LSRちゃんが頃合を見計らって焼き鳥弁当を買ってきてくれて助かりました。

入り口のつきあたりにある優勝トロフィーは一切なかったな～。
あれって、本場所中だけの展示なのかな。
普段はどこかに保管されているんでしょうな。
あー、相撲協会の取材も行ってみたいなー。


さて、初切。しょっきりと読むそうです。



画像だけ見ても何のこっちゃと思いますが、
これ、実はよくできたコントみたいなお相撲。
相撲のルールを面白おかしく、コント仕立てで説明してくれます。
登場するのは、幕下以下の力士２人と、行司さん。
例えば、禁じ手の一つである「蹴り」。
大げさなアクション＆ややスローモーションで、片方の力士が蹴りを入れ、
行司さんが「蹴りは反則」とツッコミを入れる。
これが本当に面白くて、芸達者だな～と感心した。

引退断髪披露大相撲は、玉ノ井部屋後援会が主催。
後援は栃東後援会となります。
なので、お客さんたちに主催者として挨拶するのは、当然後援会の会長になります。
いよいよ断髪式が始まりますよって感じ。



そんな国技館に、小粋な華を添えてくれたのがユーミンだった。



どーやって花束を渡すんだろと思ったら、
ちゃんと土俵のすぐそばに、ある程度の高さの踏み台が用意されてたわ。
うーん、粋な着物だな～。さすが。
ご主人のほうは、断髪式本番でハサミを入れていらっしゃいました。

女のくせに、女だてらに、などと言われるのが宇宙で一番嫌いな私ですが、
「女が土俵に上がれないのは男女差別」という、
わけのわからん主張をするような女は宇宙で五番目くらいに嫌い。
ダメなものはダメ。
差別じゃないの、区別なの。
悔しかったら男にこどもを産ませてみろってんだ。

そうだ、粋、といえば、見るからにどこかの姐さん？とか、
どこかのママ？チーママ？みたいな、粋筋の女性たちも目を引きましたね～。
逆に、本場所ではよく見かける外国人観光客は、ほとんど目につきませんでした。
（外国人はいたけどね、本場所より圧倒的に少なかった）


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）