宇宙からわーりたぼーり

いのうえちず。

2008年03月14日 12:59

いやー、毎日エンデバーのニュースが続いて、ほんといい気分です。
今日もミッションガンバッテクダサーイ。
ヒューストンも「オハヨーゴゼィマッス」って何やねん。脱力するわ。
ま、そりはさておき、
土井さんが活躍している模様は、夢とロマンと勇気を与えてくれますのう。
毛利さんや向井さんと同期だもんね。
よくもこんな長期間にわたってモチベーションを維持してこられたこと!
私はその精神力もすごいと思うんです。

あきらめない。

すごいよ、土井さん。えらいよ、土井さん。かっこいいよ、土井さん。
ゴンやカズとは別の意味で、中年の星、中年のヒーローだよな~。

さて、今日の話題は、先月行った黒島研究所ネタ。
「いや~、久しぶり~♪ やっと来ましたよ~ん」と言いながら、
展示コーナーにずかずか入って行くと、デーンとこんなものが!



宇宙からの漂着物だって。1.8メートル×2.5メートルくらいあるかな~。

ある日、浜に出ていた島の人から黒島研究所に電話があった。
何やら大変なものが漂着しているらしい。
現場へ急行する黒島研究所クマさん。

ロケットの破片らしかった。でーじ!
「わー、すごいものが来たな~」ってなもんで、
さっさと研究所に持って帰った。

JAXAに電話。
説明もややこしいので、写真をメールしたそうです。
写真を見た係の人は、血相を変えて(電話だから見えないけど、多分そんな感じだったんじゃない?)
「絶対に触らないでください!」
と電話してきた。

もう運んじゃったよ。

翌日(たしか翌日って聞いたような)、
JAXAとM菱重工の人が超ダッシュで黒島までやってきた。

話によると、H-ⅡAロケットの破片らしかった。
ほれ、燃料タンクのところとか、次々捨てながら飛ぶでしょ?

実はこの破片、「絶対に外国に漏らしたくない機密」がついていたとか。
M菱重工の人とか、それを大事に取り外して持ち帰ったそうです。

せっかく拾ったので、「これくださいよ」とお願いする黒島サイド。
「これまでにそんな事例はありませんので」と困惑するJAXA。
…拾ったロケットの破片をちょうだいって言う人は日本全国にいなかったらしい。
さすがクマさん。色は白いが、腹は黒い(笑)。
「大丈夫。こんなでかいもの、島から持ち出そうとしたって、バレますから。
外国に持ち出すなんて、あり得ません」
そんなトークで説得したそうな。ぷっ。

検討の末、JAXAからOKが出た。

かくして、宇宙の夢をのせた破片は、黒島研究所で静かな余生を送っています。






それにしても。たまたま黒島に漂着したけど、
落下した場所によっては、例の将軍様の国に流れ着くことだってあり得るわけで。
外国に漏らしたら困るような機密パーツがくっついてたっていう割に、
JAXAの危機管理、結構ゆるいのねん。


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