僧「モルモン教はさー、いいのよ。彼らはウチの事務所だって知らずに来るから。
それで、ここは仏教で、と説明すると、『それは知らずに失礼しました』って、
お互いに印刷物の交換とかしたりして(笑)」
ち「へーえ」
僧「困るのはEHBのSょうにん、とか」
ち「げ。布教に来るの?」
僧「うん」
ち「はっ。そりはアレか?キリスト教はキリスト教以外は邪教だと思ってるからか?」
僧「うん。言われるもん。
そんなことしてたら、地獄に落ちますよ、って」
ぷっ。
(((((爆笑))))))
僧「で、なんか本とかくれるから、ウチのもどうぞ、ってあげるけど、
絶対に受け取らないからね。私はこの宗教を信じていますから、って」
ち「かたくなだなー」
僧「こっちも仏教信じてるんだけどね(笑)。
困るのがさー、SKGっかい。彼らは議論をふっかけてくるからね」
ち「議論?」
僧「念仏をとなえてるから」
ち「へ?だってあっちもお題目唱えてるじゃん?」
僧「日蓮がそうだからね、念仏はダメ。南無阿弥陀仏と唱えていると地獄に堕ちるぞってさ」
ち「…(そういえば、そういうのあったな~)」
※ちなみに私の実家は日蓮宗ですが、祖父はアンチSKG会でした
僧「あっちは法華経、南無妙法蓮華経だから。
でも、ウチの宗派と議論しても、平行線なんだよね~」
ち「なんでー?」
僧「うちは、地獄、結構。地獄に生きろという教えもあるからさ。
念仏を唱えたら、地獄に堕ちますよって言われてもねぇ」
((((爆笑))))
ち「そりゃ平行線だわ」
僧「あいつらタチ悪いよ。そうやって、議論をふっかけて、
俺らみたいな別の宗派の坊主を転ばせたら、ポイントが高いらしい。
だから必死でふっかけてくるよ。最近、来ないけど」
((((爆笑)))))
ところが、このお坊さんちの、実家のオヤジというのがさらにタチ悪い。
托鉢をするお坊さんが、時々実家のほうに来るんだって。
ち「宗派の違うお寺に托鉢に来るって、なんか図々しいっていうか、 スゴい話だね~」
僧「うちのオヤジが、聞くわけよ。
『おまえ、どこの宗派だ?ん?』って。
でも彼らは答えちゃいけないからね」
ち「ははー、しゃべっちゃダメなのね」
僧「それも修行の一環だから」
ち「何のための修行なのかな。人の世の世知辛さとか、人の情けを知るとか?」
僧「托鉢はさ、あれはお布施をした人の功徳だから。
坊主はお金とかもらっても、ありがとうございますとか言っちゃダメなんだよ。
おカネを出すほうが、『ありがとうございます』と言って出すわけ」
ち「ははー、なるほど。変なシステムだな」
僧「それでオヤジが、『どうだ、儲かってるか』とかいろいろ話しかけるわけよ」
ち「その言い方(笑)。ヤクザやし」
僧「そうそう(笑)。
『食うのに困っとるんやったら、食わしたろか?』とか言って」
ち「ぎゃははは、いやらしー(笑)!」
僧「で、最後のいじわるが、食べ物をやるの」
((((笑)))))
ち「そーだよ。お金じゃなくても、食べ物でもいいんだもんね」
僧「托鉢、結構おカネになるらしいよ。わざと粗末な身なりしてさ」
ち「そりゃそうだ。こざっぱりしてたら、おカネあげようと思わないもん。
渋谷にも時々立ってるよ~。托鉢したことある?」
僧「ないよー(笑)」
ち「どこの宗派がやってんだ?」
僧「禅宗とか。ウチの事務所にも来たら面白いのにな~」
もちろん、ちゃんとランチ前は仕事の話してたんだよ。
洗骨&七回忌の写真を見て、
どこの部分が仏教か、これは道教なのか?これは…と分析したり。
駄菓子菓子、帰り道で
「地獄に堕ちますよ」って話、前にも聞いたかもしんないな、とふと思った。
これは彼の持ちネタなのか、と。
まー、彼との話はいつも大変盛り上がるが、
飲みながらだと話があっち行ったりこっち来たりするからな。
それに、しこたま飲んだら忘れるし。
シラフで話すほうが効率的だから、これからはランチミーティングにしようかな。
で、今日、何しにお坊さんのところへ行ったかというと、
ダライ・ラマの講演会のチケットを受け取りに。楽しみざます~♪