うきうき♪

いのうえちず。

2008年07月10日 22:15

おじいフェチの真骨頂♪いえーい♪

昨日、渋谷の病みギャルにやられてブツブツ言いながら帰宅後、
さらに面白くないことがあって、今日の日中は腐った気分。
そんな私に、とってもうれしい電話が。

「よく書けてるねぇ。この視点はさすがだと思ったよ」

サイパン帰りのTさんだったo(^-^)v
沖スタで連載中のオキナワD級カルチャー巡り。
今回のテーマは、私のド本命「南洋群島帰還者会」です。

もう、目をつぶってても手が動くほど、書きたいことが山ほどあって、
5ページに収まるか心配♪とか、調子のいいことを思っていたけど、
いざ書き始めてみると、思い入れが強すぎて力加減がわからない。

とても好きな人がいたと仮定しましょう。
その人のことが好きで好きでたまらない、ある種病みギャルのような状態。
そんな状況で、その人のことを客観視できるでしょうか。

答えは「否」じゃ。

書いても書いても、なんか違う。あーでもないし、こーでもない。
導入部分だけで、何回書き直したことか。
結局、どうにかまとめたわけですが。

私が物書きだと知ると「産みの苦しみですね」とご丁寧なことを言ってくれる人がいる。
まあ、確かに産みの苦しみという慣用句はあるが、
そもそも産んだことのない人(多くは男性)にそういうことを言われても、違和感があります。
陣痛とか出産と、全然違いますから。苦しみの種類が。
出産を経験した人は、軽々しくそんな慣用句は使わないと思うんだな。
それに、世界的ゲージツ家ならいざ知らず、
私レベルじゃ、別に苦しんでいる範囲には入らないと思う。

ま、そんなことはさておき。

T「これは確かに南洋群島帰還者会のレポートなんだけど、
 外側から見たものじゃなくて、
 あなたが僕らの仲間みたいにしてくれて、
 内側からライターの視点で見てレポートしてるでしょう?
 これが僕らにはうれしいんだな」
ち「いや、そんなっ。いつもお話を聞かせてもらうばかりで、
 何か恩返ししなくちゃな、って思ってるんですよ。
 もちろん書くことが一番だとは思いますが、せめてお手伝いできる部分はお手伝いしないと」

自分のやり方で合ってるかどうか、自分はこれでいいのか、
時々ものすごく自問することがあります。
でもTさんにそう言ってもらえるだけで、「よしっ!合ってるぞ!」と確認できた気分。

T「これからも、どんどん書いて」
ち「はいっ!」
T「応援してるよ。あなたが書いてるように、
 御霊をなぐさめる気持ちはもちろんあるんだが、
 なにか、この、同窓会みたいな、楽しさはあるよね。
 僕も、第二の故郷だと思うから行くわけで。
 支庁桟橋から、ガラパンのほうに歩くでしょう?
 その時、路傍の石の一つひとつが愛おしいようなね、そんな気持ちですよ」
ち「それなんですよ。南洋群島というと、どうしても戦争のことが強調されますけどね」
T「うん。確かに。南洋群島には、戦争という面と、戦前の楽園のような暮らしという
 両方の側面があるからねぇ」
ち「そこなんですよねぇ。もっと色々、書きたいですねぇ」

Tさんは手放しでほめてくれたけど、
自分自身、何十回も読み返している中で、少しは客観的に見えてきて、
戦前の南洋群島の描写が足りなかったかな、と思ってるところではある。

わがボス宜野座会長は、
「昔の写真をもっと大きくしたほうがいいんじゃない?」って。
いやいや、そりゃ私もそうだとは思いますけど、
そこはページ構成と文字数とデザインのかねあいが色々…。
また別の機会でめっこりがんばりますよう。

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