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文筆家もしくは、がちまやバカライター。座右の銘「愛と誠と肝心(ちむぐくる)」を小脇に抱え、人生街道をフルスロットルで驀進中。
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2008年07月21日

宮古方言を学ぶ

昨日は、とある勉強会に参加しました。

宮古方言を、言語学的に学ぶ会で、
講師は私の母校の大学院を出たおじいちゃん。
内容は、宮古方言のことわざ(いわゆる黄金言葉ですね、教訓を含む格言というか)を、
上代大和言葉との関連から文法的にひもといてみたり、
国際音声記号での表記+そのシマ出身(池間とか平良とか宮古全体をシマ・ムラで細分化)の人による
ナマの発音とイントネーションで、独特の発音を学んだり。

古い時代の大和言葉が沖縄方言の中に残っているというのは、
まあよく聞く話だけど、
宮古言葉を学問的に丁寧にひもといていくと、
なるほど、宮古言葉の中にこそ、日本語の源流があるわけですね。
「あっがい」のルーツを記紀に見ることができる、とかね。
おもしろすぎるー!

そういえば、針突も…!
各シマ・ムラに伝わる独特の模様があるんだけど、
シマが近いと、模様も似てる。
そんな中、宮古の模様は独特で、
ひじの辺りまで小さな柄を入れるという特徴があった。
針突歌(針突を突くときに、痛みをごまかすのに歌ったりする歌)の中には、
ニシバマの何とかさんってハジチャー(針突師)が突く針突は見事だよー、とか、
トレンドみたいなものを歌う歌詞があったりしたっけ。

言葉も文化も、他者との交流の中で変化したり、影響を受けたり、
あるいはずっと守られたり…そういう「人の営み」が見えるところが
とても興味深い。沖縄に限らずね。


この勉強会、月に一度開催されているのですが、
私は来月は闘牛の取材があって参加できず、
9月はお休みなんだそうで…

次に行けるのは10月かい!

でも先生の著書を送っていただくようにお願いしたので、
それまでパラリパラリと本を見ておきたいと思います。



Posted by いのうえちず。 at 14:19│Comments(5)TrackBack(0)沖縄

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この記事へのコメント
あー行ったのねo(^-^)o
U地さんいた?☆26日にエイサーあるんで話きいてみるネー。
Posted by しっぽ♪ at 2008年07月21日 15:18
U地さんもいたよー。
「半分くらい日本語がわからない」と笑ってた。
宮古言葉が散見できる文献として出てくるのが、
記紀に和名類聚抄に…って調子だし、
「あてぃがー」の「あ」はある(自ラ行四段活用・連体形)の縮約形で、「存在する」の意、「とがら=てぃがー」は「と(仮定条件表現の接続助詞)・がら(原因・理由表現の接続助詞「から」の連濁)で、活用語の連体形に付いて(順・逆両用の)原因・理由の意を含む仮定条件……
みたいな調子で解説されていくからね~^ー^;
私もテキストを追いかけてついていくのが精一杯だったわ。
だけど、こういう講義が聞けるのって、ほんとに幸せな時間♪

おじいフェチの私にとって、
あの先生はたまらん魅力だわ♪
胸がキューンとなるエピソードもいっぱい。

14歳でシマを出る時、おばあ、おかあ、ねーねーが
「今生の別れ」とばかり焚いてくれた、旅栄えの送り火。

シマで子守をしてくれた子守の姉さんを頼ってきた東京。
駄菓子菓子、時は昭和14年。
終戦は入営した軍隊の駐屯地だった熊本で迎えたそうな。

その後、いろいろな仕事をして、こどもたちが巣立った後、
「これからは好きな勉強に専念したい」と、50いくつかで大学に入学。
博士課程までを修了。

「僕は、言葉の正体を確かめたかった」
とお弟子さんに語ったそうで。

この勉強会、始めて2年なんだそうですが、
始める前は「僕にはもう時間がない」とおっしゃっていたのに、
最近はお弟子さんに講義をするのが楽しくて仕方がないご様子だとか。

そういう話を、「…たまらん!」と共有できる
お弟子さんたちがいるというのが、またいいなーと。

私のテーマにフィードバックするなら。。。
シマで食えなくて、内地へ行く人、
大陸へ渡る人、ハワイやアメリカ大陸へ渡る人、
そして南洋へ行く人…
いろんな人が、それこそ万感の想いでシマを出たんだな。
外へ行かざるを得なかった、戦前の沖縄の暮らしを、
もっと知りたいなぁと思うのだった。

先生は熊本で終戦…それから、いったん復員して、
また上京されたのかしらん。

しっかし、久場崎へ着いても、先島の人たちは、
そこからの移動が大変だよなー。
私は沖縄に住む南洋帰りの人にしか話を聞いたことがないから、
先島の人たちがどんなふうにして島に帰って行ったかとか、
全然自分の中で情報が欠落しているなあと改めて思いました。
Posted by ちず at 2008年07月21日 16:11
宮古方言か~☆
とっても興味ありますよ~!

『沖縄の言葉』と一括りになんてとてもできない独特の方言ですよね~。

いいなあ~。

アタシも聞いてみたいです(^^)
Posted by はぴなす at 2008年07月22日 18:49
なんかアカデミックな雰囲気ですな~♪

次回10月?…言語学者の古い友人誘ってみよーかな?
Posted by しっぽ♪ at 2008年07月22日 19:49
>はぴなすさん
宮古の言葉はね、沖縄の言葉と違うから、
オ段を自動的にウ段に変化させちゃいけないんだって。
「ミャークフツ」っていうのは間違いで、
「ミャーコフツ」というのが正しい。
ミヤコはミヤコなんです!と先生は力説してたわ。
平良は首里の役人が入ってきた経緯で、
方言が沖縄化してるんだって~。
言葉を学ぶ=文化を学ぶって実感したわ~。


>しっぽ♪さん
長々と書いたけど(笑)、アカデミックだよ~ん。
次回、私は10月にしか行けないが、
会そのものは8月の第三日曜日17日にもあるよん。
Posted by ちず at 2008年07月22日 21:01